聖書66巻のうち、創世記から申命記までの最初の5巻は「モーセ五書」と呼ばれ、伝統的に紀元前1400年ごろにモーセが執筆したと考えられています。
創世記以外のモーセ五書はモーセが生きた時代の出来事なので、モーセが当事者として記したものと思われますが、創世記の出来事はモーセよりも前の時代のことです。ですから創世記については、モーセが直接の著者ではなく、当事者の族長たちが粘土板などに書き残したものが代々引き継がれ、やがてそれをモーセが受け継いで、編纂して、今日見られる創世記の形に仕上げたのでしょう。ですから創世記は、当事者たちが書き残した歴史記録であって、神話ではないのです。