ビッグバン説は基本的に進化論であり、137億年昔に起こったこととされています。太陽の創造の時期とビッグバンの時期を同じではないかと考える根底の思想は、まず進化論です。そして、ビッグバンの後、そのエネルギーや、熱、光は即座に太陽に引き継がれたという考えだろうと思われます。そして、そのビッグバンは、137億年であるか否かは別にして、とにかく進化論的時間軸で考えられていることは間違いのないことと思われます。そして、火の塊の地球が冷えた後に生物が自然発生したとし、それから順次高等な生物へと進化したとする説です。

主による地球の創造の時期は、1万年を超えて遡ることは出来ず、ビッグバンとは本質的に異なり、創造とビッグバン説は真っ向から対立する考えです。地球の年齢が1万年以下であるということは、太陽の年齢もまた1万年以下です。厳密には、太陽の年齢は地球の年齢より3日若いことになります。

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QA_sozo_jiki_2_1ビッグバン仮説を単純化して、図のように描くことが出来ます。宇宙の初期に全ての物質とエネルギーが一カ所に集まる出発点が得られ、高温度・高密度の状態が得られ、その激しく莫大なエネルギーがある時・ある一点で膨張的に大爆発し、ドロドロに溶融した火の塊が出来上がります。そして、その火の塊は長い時間(137億年と算出されています、下の説明と図を参照)をかけて徐々に冷却していきます。そして、宇宙に存在する無数の星、銀河系、太陽系など現在見られるような驚くべき秩序が形成されます。

また、遂に冷却した地球では、その秩序に植物や、動物が、言うならウジ虫のように「湧いて出た」(行儀良く言えば、自然に発生した)というのがビッグバン説であり、まさしく進化論的宇宙の始まりです。

上の説明で明らかなように、このビッグバン説では、ビッグバンの時期も太陽の出来たのも、太陽系の美しい恒星やその他無数の星も、そして地球も含めてすべてが同じ時期に始まったと考えるのが妥当でしょう。すなわち、ビッグバンによって宇宙が始まったと考えるのですから、この仮説を採用する限り、地球の年齢だけ1万年以下という説明は困難だと思われます。

さて、このビッグバンの時期、この大爆発がいつ起こったのかについては、以下のように説明されています。遠方の銀河がハッブルの法則*に従って徐々に遠ざかっていることが観測されており、一般相対性理論を適用して、宇宙は少しずつ膨張していると理解されています。すなわち、過去に遡って考えると、宇宙は昔、今より小さかったということになります。

QA_sozo_jiki_2_2次に示す図で、一番上が現在の宇宙をあらわすとすると、上から二段目に描かれている平面が過去のある時点、例えば数億年過去ということで、過去に遡るに従って宇宙は下方、すなわち今より小さな宇宙だったことになります。このようにして、宇宙の膨張速度を測定して過去に遡って外挿すると(図の下方が過去)、宇宙の始まりには全ての物質とエネルギーが一カ所に集まる高温度・高密度状態(一番下)にあったということになります。

この過去のある一点(図の一番下の一点)の初期状態から爆発的に膨張が起こったと考えられているのです。その後に空間自体が時間の経過とともに、図の上方へと膨張し、銀河はそれに乗って互いに離れていったとしているのです。この膨張速度から、ビッグバン以来の膨張速度の計算式を導き出して、爆発時点、タイムゼロの時点を137億年前と算出されているのです。

さて、これはどれ位正しいのでしょうか?導き出した計算式が正しければ、後は「算数」であり、算数の答え自身は正しいに決まっています。従って、この算数の検算は必要ないでしょう。問題は、算数の根底に横たわっている、理論、仮定、考え方です。

考えるべきことは、幾つもの仮定を置いて計算式を導いているものの、その仮定は正しいのかどうか、導き出した難解な計算式自身が正しいかどうかなのです。

1)宇宙が膨張しているという「観測事実」がどれ位「事実」なのか?
2)今の科学は、地球上という空間的にも、距離的にも、重力的にも宇宙とは異なった「疑似真空」「疑似宇宙」という実験条件下で、光の速度その他を測定している。人類は真空中の光の行動(直進すると教えられた)や、光速度を知っているのか?
3)一定の速度で、一方方向に膨張しているとする仮定は正しいのか?
4)宇宙の大きさを人類は知っているのか?
5)ハッブルの法則が提案されたのは、1929年、僅か83年前である。このような近代科学が芽を出してから100年は経っていない。すなわち、このような長期的外挿値は、現在から遡れるのは100年以下ということになる。
6)現在、ある一定の速度で膨張しているのが仮に正しいとして、百年前も、1000年前も膨張していたのか、それも同じ速度であったという仮定(斉一説)は正しいのかは不明である。

このような余りにも大きな仮定の下に導き出された計算式に基づいて算出された数値が事実として認められているのが、現状です。

ハッブルの法則*ハッブルの法則とは、天体が我々から遠ざかる速さとその距離が正比例することを表す法則。1929年、エドウィン・ハッブルとミルトン・ヒューメイソンによって最初に定式化された。この法則によって、宇宙が膨張していると結論された。

QA_sozo_jiki_2_6を天体が我々から遠ざかる速さ(後退速度)、 QA_sozo_jiki_2_3を我々からその天体までの距離とすると、

QA_sozo_jiki_2_5

で表される。ここで比例定数 QA_sozo_jiki_2_7
はハッブル定数 と呼ばれ、現在の宇宙の膨張速度を決める。

ハッブル定数は(時間の逆数)の次元をもち、通常、km/s/Mpc(キロメートル毎秒毎メガパーセク)の単位で表される。2012年現在最も正確な値は、(74.3 ± 2.1) km/s/Mpc である。換言すれば、銀河は実視等級20等程度までスペクトル観測が可能であるが、いずれの銀河もそのスペクトルは赤のほうにずれている、これを赤方偏移という。これがドップラー効果とすれば銀河までの距離と後退速度の間に一定の法則性を発見したものといえる。