斉一説

斉一説(せいいつせつ)とは、地球の歴史に於いて変化は常に少しずつ、緩やかに起きてきており、地球全体が覆るような激変は起こっていないし、今後も起こらないと考える説です。

すなわち、自然において、過去に作用した過程は現在観察されている過程と同じだろう、と想定する考え方で、「現在は過去を解く鍵」という表現で知られる近代地質学の基礎となった地球観です。

天変地異説に真っ向から対立する説として登場したのが斉一説ですから、地球全体が大洪水でおおわれたノアの洪水とは全く相容れない説なのです。

進化論はこの斉一説に立っていますが、チャールズ・ダーウィンが生命の世界に斉一説を適用して自然選択説を生み出したのです。

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天変地異説

天変地異説をWikipediaがどのように説明しているか紹介します。

天変地異説または激変説とは、地球や生物の歴史に関する初期の仮説の一つで、地層の形成や化石生物を天変地異的な現象で説明しようとするものである。ジョルジュ・キュヴィエによって唱えられ、斉一説や進化論に対する強い抵抗勢力であったが、19世紀には力を失った。(以上Wikipediaから)

なお、キュヴィエの天変地異説は、天変地異が何度もあって、複数の地層に何通りかの生物相があることを説明しようとしました。ですから、特に聖書に立っていたわけではありません。地層や化石の成因を説明するのが困難なので、キュヴィエは聖書のノアの箱船「伝説」を科学に持ち込んだという記載をして、否定的見解が述べられています。